マタニティ・ヨガは、妊娠中や分娩中だけではなく、産後、授乳中にも行うと良いのです。
妊娠中からマタニティ・ヨガを始めた妊婦は、分娩時にマタニティ・ヨガの効果を実感しているので、産後にもマタニティ・ヨガを希望する方が多くいます。
ヨガにはベビー・ヨガというスタイルもありますが、赤ちゃんと一緒にヨガを行う母親も多くいらっしゃいます。
現代は核家族化が進む一方ですが、日中、赤ちゃんと家に2人だけ、という母親も多く、ベビーヨガ、産後ヨガを通じてできたお友達同士で育児相談をしたり、コミュニケーションをとることでストレス解消するケースも多くみられます。
また、母乳で赤ちゃんを育てる場合ですが、母乳はマッサージだけではスムーズに出るようにはならないことが多くあります。
授乳の際にも、母親のリラックスが重要になってくるのです。
身体全体を見て、肩が凝っている時には花のポーズなどで解消を試み、それからマッサージを行い、リラックスに向います。
マッサージの前にヨガを行うことで、母乳分泌は格段に良くなります。
母乳が出ない、出にくい、という方の身体はガチガチの状態であることが多くあります。
身体が強張っている母親には、ヨガの呼吸をしてから姿勢を取る必要があります。
分娩は、女性にとって幸福なことである一方、人生の中でもトップクラスに入る修羅場です。
けれどマタニティ・ヨガを行うことによって、異常分娩や会陰裂傷が減り、自然分娩が多くなります。
平均以上の体重増加はヨガ非実践者と比較して1割程度少なくなっていて、妊娠中の体重増加を防ぐ効果もあります。
一般的に、8割以上の妊婦が腰痛、肩凝り、足のつり、尿失禁、便秘といった妊娠中特有の不快症状に悩まされていますが、その4分の3はマタニティ・ヨガの実践によって、症状の改善が見られます。
分娩中の動作もスムーズに行えるようになり、分娩中の呼吸法、リラックス、開脚、怒責も非実践者と比較して、約2倍の割合でよくできるようになります。
また初産婦も経産婦も、分娩時間の短縮が見られますが、得に初産婦においては差が著明です。
なんとマタニティ・ヨガを行うことで約3.3時間、分娩時間の短縮が見られています。
そして分娩時の出血量も、平均して94ml減少している、というデータがあります。
マタニティ・ヨガは西洋医学のように、この薬を飲めば出血がすぐに止まる、というような即効性はありません。
けれど本人が努力してマタニティ・ヨガを行うことによって、出産が確実に快適になります。
少子化が叫ばれる現代ですが、初産で苦しみすぎると、2人目を産もう、という気持ちにならない方も多くいます。
マタニティ・ヨガは、個人の妊婦だけではなく、社会的に必要である、とも言えるかもしれません。

